2024年中小企業診断士1次試験の振り返り

2024年8月5日は中小企業診断士の1次試験でした。

私は1日目の経済、財務管理、企業経営理論、運営管理だけ受験し、2日目の科目である経営情報システム、経営法務、中小企業経営・政策は放棄しました。

学習方法と学習期間

2023年11月 

中小企業診断士の学習を開始しました。TACのスピードテキストを全科目そろえ一通り読みました。

中小企業診断士は1次試験で経済、財務管理、企業経営理論、運営管理、経営法務、経営情報システム、中小企業経営政策の7科目あり、2次試験は筆記試験で4科目あります。

私は1年目は1次試験突破、2年目くらいで最終合格までいければいいと考えていました。

1次試験の科目では経済、企業経営理論はこれまでも勉強してきた内容であり、この時点で大丈夫と感じましたが、その他の科目はしっかり学ばなければならないと思いました。

特に、運営管理はさっぱりわかりませんでした。

2024年1月 

経営法務と経営情報システムの副読本を購入。

TACのスピードテキストはじめ受験予備校のテキストは、試験に出る範囲は網羅していますが、要点だけにとどまっており、はじめて学ぶような科目は説明が不十分と感じ、内容がよく理解できませんでした

そこで、苦手科目の運営管理、経営法務、経営情報システムについて、副読本となる参考書をいろいろと買い込んで読んでいました。

2024年3月

中小企業診断士の学習を中断し、社会保険労務士資格受験に切り替えました。

中小企業診断士の企業経営理論の中で、労働法規について出題されますが、よくわかりませんでした。

しかし、労働法規を学ぶうちに、働く以上必須の知識だと感じました。

また、中小企業診断士には独占業務がなく、資格を取得したからといって独立して食えるのかということに不安を感じていたため、中小企業診断士をやめて社会保険労務士資格の取得に切り替えました。

2024年5月

社会保険労務士資格をあきらめ、再び中小企業診断士資格を目指すことにしました。

社会保険労務士の勉強は労働法規や社会保険についての知識がつくので無駄とは思いませんでしたが、過去問の重箱の隅をつくような問題を見て解ける気がしませんでした。

私は広く浅くが好きで、社会保険労務士で問われるような狭く深い知識取得は苦手なのです。

そこで社労士資格はあきらめ、また、中小企業診断士の受験に切り替えました。

しかし1次試験まで3か月しかありません。そこで1次試験でも全科目ではなく科目合格に切り替えることにしました。

中でも得意科目の経済、企業経営理論と苦手ではあるが1日目の運営管理の合格を目指してこれらだけを勉強することにしました。

TACのスピードテキストでは運営管理は理解できないことから、思い切ってスタディングに申し込みました。

スタディングはTACのスピードテキストよりは説明が丁寧で、苦手な運営管理もなんとなくわかった気がしました。

勉強方法はテキストを読むばかりで問題演習はほとんどしませんでした。これが失敗した原因だと考えています。

また、勉強する科目も運営管理にしぼりました。この科目は何度テキストを読んでもよくわからず、受験そのものも半分くらいあきらめていました。

中小企業診断士1次試験当日

経済

ほとんど勉強せず、過去問含め問題演習もほとんどしていなかったのですが、とても簡単に感じました。

自己採点では3問しか間違っておりませんでした。

財務管理

まったく勉強していない科目でした。放棄しようと思っていたのですが記念受験と割り切って受けました。

ところが自己採点をしてみると、少なくとも7割程度は正解していることがわかりました。

私は20代のころに証券アナリストを取得しており、その時の知識がまだ残っていました。

企業経営理論

この科目も直前期はほとんど勉強せず、問題も解きませんでしたが、それほど難しくは感じませんでした。

自己採点では十分合格点でした。

運営管理

試験直前まで何度もスタディングのテキストを読んでいたのですが、本質的なところを理解していませんでした。

最後まで苦手意識がぬぐえない科目でしたが、自己採点では半分程度以下の点数でした。

1次試験結果

自己採点通りの結果となりました。

2025年に向けて

あまり勉強せずに臨んだのですが、1次試験は過去問を中心に問題演習を繰り返せば合格するのではないかという手ごたえがありました。

テキスト読みも重要だと思うのですが、来年に向けて問題演習を意識的に取り組んでいきます。

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