私は中小企業診断士資格取得を目指す50代男性です。
2024年8月に1回目の1次試験のうち、経済学、財務管理、企業経営理論、運営管理を受験し、運営管理は不合格となりましたが、他の3科目は合格できました。
合格した科目についてはそれまでの業務経験や学び、他の資格を取る過程で身に着けた知識があったので合格できたと考えています。
受験勉強を開始したのは2024年4月だったので、1回目の受験に向けて学習した時間は4ヵ月程度、ほとんど運営管理の勉強で、他の科目はテキスト一回読んだだけでした。
運営管理の勉強で最初にしていたのは、TACのスピードテキストを読み、TACのスピード問題集を解くというやり方でした。
中小企業診断士 最速合格のための スピードテキスト (3) 運営管理 2024年度 [TAC公式教材 TACメソッドをここに!](TAC出版) |
運営管理で扱われる内容は、製造業の生産管理と、小売業の店舗管理です。
小売業の店舗管理の内容については、お店で買い物をするついでに体験できますので、わからないこともないですが、
私は製造業で働いた経験がないので、生産管理についてはテキストを読んでもさっぱりわかりませんでした。
また、運営管理では物流についても出題されます。これも経験がないのでわかりませんでした。
結局、TACのスピードテキストに書かれている内容がよく理解できず、問題を解いてもさっぱりという状態でした。
途中でスタディングを申し込み、テキストはTACのスピードテキストよりわかりやすかったものの、消化不十分で、本番の試験に臨むこととなり、不合格となってしまいました。
しかし1次試験はしょせん択一問題です。
運営管理以外は合格できたので、過去問など問題演習を繰り返せば合格できる。という自信も持てました。
目次
不合格の切り替えとモチベーション対策を考える
最初からお試し受験で科目合格狙いだったので、不合格となったことにはショックは特にありませんでした。
それよりこれから1年間の長丁場で、勉強へのモチベーションを切らさないためにどうしたらいいかを考えました。
2024年の試験では、当初の目標は1次試験の全科目合格でした。
しかし、達成できませんでした。原因は勉強時間が足りなかったことと、問題演習不足です。
そして勉強時間が不足した理由のひとつは、中小企業診断士資格をとることについてある疑問を持ってしまい、一時期、勉強を続けることに意欲を失ったからでした。
「中小企業診断士資格って、独善業務ないし、取得したからといって食えるの?資格取得の意味ないんじゃない?」
勉強する途中でこのような疑問を持ってしまってモチベーションがダウンし、独占業務のある社会保険労務士を目指すことにしてしまったのです。
しかし社会保険労務士資格取得も向いてないと思って途中で断念、再び中小企業診断士の取得に切り替えたのは2024年4月になってからでした。
2024年9月、中小企業診断士の再受験にあたり、まず最初に取り組んだのは、資格取得後に食えるビジョンを持つことでした。
モチベーションを切らさないためです。
そこで、中小企業診断士はどのようにして仕事を得ているのかリサーチをしました。
食える中小企業診断士の必修スキルは事業計画書が作れることと思う
リサーチの結果、自分が独立して食えるようになるには、克服しなくてはならない課題はあるものの、資格取得後のビジョンも作ることができ、今後モチベーションを切らすことはないと感じています。
TACのスピードテキストを理解するために副読本を読む
最初の受験で不合格となった運営管理、受験を見送った経営情報システム、経営法務はなじみがないといので、TACのスピードテキストだけでは理解不能でした。
TACに限らないのでしょうが、資格予備校のテキストは、これに加えて講義があります。
テキストの内容が講義で説明されて理解できるように作られているのです。
TACのスピードテキストはよくまとまっていて、受験対策では十分でしょうが、独学者には説明不足のように思いました。
そこで、TACのテキストも理解できるようにより詳しい参考書を探して読むことにしました。
生産管理と物流(運営管理)、会社法と知的財産法(経営法務)、経営情報システムについてより理解ができる本を買ってきて読みました。
苦手科目である運営管理、経営情報システム、経営法務について、くわしい参考書を読んだあとで、TACのテキストを読むとすらすらと読むことができました。
参考書を読んでからだと、試験の範囲が網羅され、TACのスピードテキストシリーズはよくまとまっている実感できました。
2次試験対策を体験する
1次試験は一回体験したので、手ごたえはあるのですが、2次試験は未知の領域です。
1次試験の合格発表が9月、そして2次試験の試験日程が11月ですから、2か月しか期間がありません。
受験体験談を読んだり、Youtubeで動画を見たりしていると2次試験で何回も不合格になっている人もいるわけなので、1次試験合格になってから、はじめて受験対策するようでは遅いと思いました。
そこで、一度は2次試験対策の学習をしてみようと考えました。
学習量のボリュームを体験するため、よく紹介されている2次試験対策用参考書を読んでみることにしました。
参考書は次のとおりです。
中小企業診断士2次試験 解き方の黄金手順〈2024-2025年受験用〉
2024年版 中小企業診断士二次試験 2次試験合格者の頭の中にあった全知識
中小企業診断士2次試験 ふぞろいな合格答案 エピソード17 (2024年版)
中小企業診断士2次試験 30日完成! 事例IV合格点突破計算問題集です。
これら2次試験の参考書は売り切れることもあるらしいです。
確かに8,9月になってこれらの書籍は大きな書店の店頭に並んでいるのを見かけましたが、それまでは見かけませんでした。
しかし、今年の冬や春ごろに2次試験の勉強をするかもしれませんので、どうせ買うのなら早めに手に入れておこうと考えた次第です。
中小企業診断士2次試験解き方の黄金手順
中小企業診断士2次試験 解き方の黄金手順〈2024-2025年受験用〉は「黄金手順」と略されることの多い本です。
中小企業診断士2次試験は記述式の問題で、何が書ければ合格答案なのか、過去問を読んでもいまひとつよくわかりません。
そこで、どんな問題が出題されても、標準化された方法で機械的に解く方法を身に着けたいと考えました。
その方法がこの「黄金手順」です。この手順にしたがって解けば、どんな問題でも解き方は標準化されると思います。
中小企業診断士二次試験 2次試験合格者の頭の中にあった全知識
2024年版 中小企業診断士二次試験 2次試験合格者の頭の中にあった全知識は、2024年版 中小企業診断士二次試験 二次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウとあわせて、「全知・全ノウ」と称される本です。
「全ノウ」のほうは買っていませんが、この本は2次試験の記述式を特にあたり、最低限把握しておかなければならない知識が整理されています。
この本に書かれている知識だけを覚えておけば、2次試験には対応できるということなので安心感が持てるということです。
読んでみると1次試験で身に着けた内容が整理されていて、1次試験から2次試験にスムーズに移行できる本と思いました。
中小企業診断士2次試験 ふぞろいな合格答案
中小企業診断士2次試験 ふぞろいな合格答案 エピソード17 (2024年版)は通称「ふぞろい」で中小企業診断士受験生の間では知らない人がいない。というほど有名な本らしいです。
過去問の問題について、いろいろな受験者の答案が集められ、それについて得点の高い答案もあれば、評価の低い答案もあります。
一度ぱらぱらと読んでみましたが、読むだけではだめで、実際に手を動かして解答案をつくることでこの本の価値はわかるように思います。
中小企業診断士2次試験30日完成!事例Ⅳ合格点突破問題集
中小企業診断士2次試験 30日完成! 事例IV合格点突破計算問題集は通称「30日完成」と言われる本です。
事例Ⅳは財務管理で計算問題で、練習すれば練習するほど点数があがる問題と言われています。
早めに手をつけることが推奨されているのですが、買ったはいいもののまだ手をつけられていません。
中小企業診断士独学 2024年10月の計画
まずは1次試験を突破できなければ2次試験合格もできませんので、1次試験対策を優先して取り組みます。特に2次試験にも出題される運営管理に注力します。
TACのテキストを読み、スピード問題集を解く。ということを何度もやるつもりです。
スピード問題集を解くと、苦手なトピックスは何かということがわかってきます。
例えば、運営管理のバーコードについて理解していない。ということです。
理解していない、わかっていないトピックスをライフベアアプリのノートに記録しておき、それを集中的に復習し、わからないトピックスをつぶしていくという方法で学んでいこうと思います。
ただ、残っている1次試験科目は運営管理はともかく、経営法務、経営情報システム、中小企業経営。政策は暗記科目です。
3か月前くらいに集中的に取り組んでも間に合うかもしれないとも考えています。
2024年11月、12月は2次試験の練習を中心にしたほうがいいかもしれませんね。
1次試験は独学でいいと思いますが、2次試験は答案練習のためにどこかスクールに通ったほうがいいかもしれないなと感じています。
2次試験対策のために情報収集をすると、「勉強会に参加した」「答練のために学校に通った」というような体験談も結構目にします。
検討のために、2次試験対策の情報収集は引き続き行っていきます。