下の記事で書いたように、セミナーとその後の懇親会の参加は、人脈作りに効果的なので時間が許せば極力参加することにしています。
時間の都合がつき、生成aiという興味はあるがよくわかっていないことがテーマだったので、TOHOKU E3 FESTIVALに参加しました。
参加料は2000円、懇親会は別途ありました。
日程・会場
日程は9月の3連休の土曜日で、場所は仙台駅から徒歩5分にあるAER5階の多目的ホールでした。
あいにくの雨の日でした。
面白い構成となっていて、セミナー会場はA,B,Cと3か所のブースにわかれていました。
Aブースが経営者向け、Bブースがクリエーター向け、そしてCブースが学生向けでした。
私は経営者向けのAブースでセミナーを聞いておりました。
写真の左側はこのセミナーのスポンサー企業のブースです、左手がCブースです。
スポンサー企業がこのような形で出展するセミナーははじめてでした。展示会形式という感じでしょうか。
セミナーのあいまでスポンサー企業の紹介もあり、興味があればスポンサー企業のブースで話を聞くこともできました。
セミナー内容
私が参加した経営者向けのセミナーは3部構成でした。
・Chat GPTを活用した新事業開発の仕組み
01START 代表取締役 芝先恵介氏
新事業開発には、アイデアだしからターゲットとなる顧客のペルソナ設定、そして検証のためのペルソナとなる人物へのインタビューとがありますが、それぞれ、時間もかかりますし、コストもかかります。
ところがChat GPTを使えば、一瞬でできてしまい、業務の効率化や時間短縮に効果が大きいということが体感できる内容でした。
ただし、生成aiも万能ではなく、ハルシネーション(うそ)が発生することもあるのでそれには気を付けなければならないということでした。
・フリーランスだけで構成した企業で売上2億円をつくった仕組み
マーケティングユニット株式会社 代表取締役 高畑 欽哉氏
事例の会社はWEBマーケティングの会社で、マーケティングの顧客に知ってもらって、買ってもらうという一連のプロセスをフリーランスを使って行っているという会社です。
indeedを使ってフリーランスを集め、コスト削減やリスクを減らしながら、フリーランスには高い給料を払うという仕組みについての解説でした。
・生成aiの普及がマーケティングに与える影響
一般社団法人ウェブ解析士協会 ファウンダー 江尻俊章氏
生成aiが登場してからのウェブマーケティングのトレンドについての解説でした。
まとめ
セミナー内容について
Chat GPTについてはイメージくらいは持っていましたが、ペルソナ設定やインタビューのデモンストレーションを見て、これは仕事を大きく変えるだろうと実感しました。
中小企業診断士取得後に活動するにせよ、生成aiを使いこなせるかどうかで大きく成果が変わってくるだろうと思いましたし、マーケティングコンサルたんとがやっていたような仕事をChat GPTがすでに代替しはじめているのではないか。と思いました。
私が資格をとって独立するころには、顧客はChat GPTを使いこなしているという前提で仕事をしなくてはならないでしょう。生成aiでできない仕事をしなくてはならない。ということです。
また、セミナー参加者の多くがすでにChat GPTを使っているということでした。私はまだ使ったことがありませんでしたので、これについては反省させられました。
講師もセミナーでしばしば講演しているのでしょう。話もうまくプレゼンテーション資料もきれいにまとめられており、講師として話すためのレベルがわかります。
セミナー運営について
セミナーの内容は勉強になりましたが、一般客があまり多くなく、運営スタッフのほうが多いように思いました。
周知はfacebookやPeatix、そして主催者の知り合いからの口コミが主な手段だったようですが、ビジネスセミナー集客の難しさを実感しました。
今は情報があふれており、無料セミナーも少なくありません。
多くの無料セミナーはバックエンド商品を売り込むための見込み客リスト作りが目的なことが多いのですが、このようにセミナーそのものが有料では、2000円とはいえ集客がなかなか難しいのでしょう。
私が中小企業診断士を取得後に、セミナーを企画することもあると思いますが、集客は簡単ではありません。facebook広告やPeatixは効果はあるのでしょうが、広告費は無料ではありませんし。
そういう意味では、独立前に重要なのは人脈です。
何かイベントをやるための協力者だったり、案内を出せる人の見込みを持っていないとだめだということです。
セミナーで得られたもの
・仙台のビジネストレンド
情報はネットやメディアからも得られますが、最新のトレンド情報は現場で仕事をしている人の口コミから貴重な情報が得られることを改めて実感しました。
このようなセミナーに出席して、いろいろな人と話をしてみる。ということは本当に大事です。
今回は例えば外国人の入管手続き専門の行政書士さんがスポンサーとして出展していました。
仙台で外国人が多いことは体験していることですが、それ専門でビジネスが成り立つ時代となっているということです。
また、人材確保が課題というのは、IT業界でも同様なようです。
・人脈
今回もいろいろな方と名刺交換やお話をしました。今回のイベントは仙台のIT業界の有志が企画したもののようです。
このようなイベントで大事なことは、主催者やその関係者と名刺交換しておくことです。セミナーの企画と実行には協力者が必要で、その周辺には多くの人間関係があります。
主催者と名刺交換をして話をしておくと、さらなる人脈拡大やビジネスチャンスのきっかけになります。
今回のセミナーで実感しましたが、今後は生成aiにかなり仕事を取られることになります。
そこで、人間が生成aiに負けないためには、生成aiに負けないことをやるしかありません。そのひとつは人間同士のネットワークづくりだと思います。